いわゆるモーニング・アフター・ピルですね。
もともとは強姦被害やコンドームの破損による避妊失敗など、
望まない妊娠から女性を保護するのが目的のピルです。
ただ、勢いと感情に流されて中出しを許してしまい、
セックスの後に慌てて避妊する人もいますが(笑)
さて、この緊急避妊薬が11月26日に日本で初めて承認されました。
このままいけば12月下旬には最終結論が出そうです。
名前はノルレボですね。(成分名はレボノルゲストレル)
欧米など48カ国で承認されています。
<日本のこれまでの緊急避妊法は?>
有名な方法はYuzpe法(ヤッペ法)というものです。
エチニルエストラジオール0.05mgと
レボノルゲストレル0.25mgを含む経口避妊薬(プリベンが有名)を
性交後72時間以内に2錠、さらに12時間後に2錠を服用します。
考案者のヤッペは90%以上の避妊効果としていますが、
「最も妊娠しやすい時期に避妊をせずに性交した場合」における
信頼できるデータは75%以上のくらいのようですね。
ところが、日本ではこうした緊急避妊薬は手に入りませんでした。
(インターネットなどの個人輸入を除く)
ではどうやって緊急避妊をしていたかというと、
中用量ピルなどを使って、成分が同量になるように代替していたんですね。
なかなかうまく考えたものです。
(行為後5日以内に銅付加IUDを挿入する緊急避妊法もあります)
<今後はどうなるか>
ノルレボは72時間以内に1回服用するだけで、
80%以上の避妊効果があると言われています。
厚労省の正式な承認薬ができるということで、
望まない妊娠や中絶の恐怖に怯える女性が少しでも減ると期待されます。
アメリカなどでは17歳以上が薬局で購入ができるようですし、
インターネットの個人輸入も盛んになることでしょう。
服用回数が減ることで飲み方が簡単になるのは大きいですよね。
ただ、こういった薬が広まることで、
これまでよりも安易な行為が増える危険性もあります。
コンドームの使用率が減り、性病の広まりも懸念されていますしね。
科学の発展は常に諸刃の剣です。
正しく有効に利用されることを願いたいですね。
<追記>
その後、12月24日にノルレボの本承認が決まりました。
来春にも発売されるようで、さっそく医療現場にも導入されるでしょう。
こういった最新薬をすぐに取り入れるような医師・病院はいいですね。
知っていても理由があって採用しないのはよいのですが、
普段から最新情報を集めていない医師は論外ですから。
こういった時の自分のかかりつけ医の対応を見ておきたいですね(笑)
◆◇ Q:緊急避妊薬について知っていましたか? ◇◆
「承認のニュース(11月末のもの)」「今まで中容量ピルで代替していた」の2点について、
初耳だったかどうかをメルマガ読者に答えていただいたアンケート結果です。
よろしければブログ読者の方も「承認のニュース(12月末のもの)」に読み替えて、ご参加ください。
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(結果だけ見ることもできます)
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<日本のこれまでの緊急避妊法は?>
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性交後72時間以内に2錠、さらに12時間後に2錠を服用します。
考案者のヤッペは90%以上の避妊効果としていますが、
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信頼できるデータは75%以上のくらいのようですね。
ところが、日本ではこうした緊急避妊薬は手に入りませんでした。
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ではどうやって緊急避妊をしていたかというと、
中用量ピルなどを使って、成分が同量になるように代替していたんですね。
なかなかうまく考えたものです。
(行為後5日以内に銅付加IUDを挿入する緊急避妊法もあります)
<今後はどうなるか>
ノルレボは72時間以内に1回服用するだけで、
80%以上の避妊効果があると言われています。
厚労省の正式な承認薬ができるということで、
望まない妊娠や中絶の恐怖に怯える女性が少しでも減ると期待されます。
アメリカなどでは17歳以上が薬局で購入ができるようですし、
インターネットの個人輸入も盛んになることでしょう。
服用回数が減ることで飲み方が簡単になるのは大きいですよね。
ただ、こういった薬が広まることで、
これまでよりも安易な行為が増える危険性もあります。
コンドームの使用率が減り、性病の広まりも懸念されていますしね。
科学の発展は常に諸刃の剣です。
正しく有効に利用されることを願いたいですね。
<追記>
その後、12月24日にノルレボの本承認が決まりました。
来春にも発売されるようで、さっそく医療現場にも導入されるでしょう。
こういった最新薬をすぐに取り入れるような医師・病院はいいですね。
知っていても理由があって採用しないのはよいのですが、
普段から最新情報を集めていない医師は論外ですから。
こういった時の自分のかかりつけ医の対応を見ておきたいですね(笑)
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※現在休止中です。
日本は欧米と違って薬が承認されて臨床で使われるまでの期間が長くなっています。
私は薬学部の学生ですが、授業で出てくる新薬といわれているもので、日本ではまだ承認されていないというのがよく見かけられます。
ソリブジン薬害など政府も副作用が出て賠償責任などをおうことになったりということで、あまり積極的には新薬の承認をしないのが現状になっています。
また、医師の薬への理解が不十分での事故もおきているのも現状です。
今回のように、新薬が承認されるのは新たな治療の選択肢が増えるということで医療にとっては喜ばしいことだと思いますが、医療従事者がしっかりと薬についての知識を持つことが必要だと思います。
医師は診断のエキスパート、薬剤師は薬のエキスパートです。
医薬品を含めて大衆薬やサプリメントなどの薬理効果や副作用については薬剤師の専門分野であるので、積極的に自分が飲む薬について薬剤師にきいてみるのもいいと思います。
長くなりましたが、ここまで目を通していただきましてありがとうございました。