危険日の計算方法を説明しましたが、ややこしいことに排卵日はいくらでもズレます。
排卵日の前後に精神的なストレスがかかったり、激しい運動をしたり、食生活が乱れたりなど、ちょっとしたことで1日や2日は簡単にズレるんですね。
実際、初めてのセックスやレイプなど強い刺激を受けると体がびっくりして排卵が起きてしまい、妊娠の可能性が上がってしまうということが起きたりします。
特に10代くらいだと、思春期で精神的に安定していないことに加え、セックス自体が非常に大きな刺激になるので、排卵日がかなりズレます。
そのズレがどれだけになるかが分からない以上、「いつしても危険」というわけですね。
さらに、生理不順の人にはこの計算がまったく役に立ちません。
生理と思っていたら実は単なる不正出血で、本当の生理がズレてしまっていたために計算がズレて妊娠してしまった…という悲惨なケースもあります。
10代のうちは生理が安定しない人が多いので、生理周期による避妊法はどれもあまり信頼しないほうがよいでしょう。
つまり「若いうちほど気をつけるべきだ」ということですね。
実際は若い人ほど無謀なことをしますが…。^^;
20代以上の女性からの相談がほとんどないのは、こういった生理周期の安定具合も関係しています。
20代になったらナマでしない…なんてことはないでしょう。かといって、20代の女性全てが結婚して産むこともありえません。
生理が安定しているからこそ、危険日を避けることができるわけですね。
以上から、いちばん確実なのは「コンドームなどの避妊具を使うのはもちろんのこと、危険日はそもそもセックスをしない」ことです。
若い人の失敗原因のほとんどは、危ない行動をよりによって危険日にしてしまうというものです。
危険日を完全に禁欲期間にしてしまえば、たとえコンドームが破れたとしても危険性を格段に減らすことができます。
逆に言うと、危険日にセックスしている時点で、ナマでしたのが短い時間だろうと膣外射精だろうと、妊娠の可能性は飛躍的に高まるということです。
「危険日(危険期間)を計算する」そして「危険日をずらす」ということを心がけてください。
これだけでも可能性はだいぶ減らせます。
そして生理不順の人はいつでも危険ですから、危険な行動をとらないようにしましょう。
ついでに書いておくと、排卵日さえはっきりと分かれば、その2~3日以降から生理までの期間はかなりの確率で安全と言えます。
(排卵されたばかりの卵子も流れてしまっており、排卵が済んだ直後に続けて排卵されることもまずないため)
この期間を俗に「安全日」と呼ぶわけですが、残念ながら前の生理がニセの生理だった場合は全ての計算が狂うことになるので、100%安全と言い切れるわけではありません。
排卵日チェッカーでも使えば話は別ですが…それも狂うことがある以上、100%安全とは言い切れないです。
なので、正確には安全日なんていう言い方はしないわけですね。
ただし、20代以上になって生理周期が安定し、どういうときにズレやすいかというのを女性が自分で把握していれば、かなり危険が減らせます。
例えば「今月は無理なダイエットをしたからいつもより遅く(早く)なりそう…」と言う人がいますが、これは経験から分かることですよね。
そうしたデータを上の数字に加味して修正していくと、よりしっかりとした危険期間が割り出せるわけです。
それに、他にも危険日や生理周期の算定方法(基礎体温法や粘膜法など)がありますから、そういうのでしっかりと把握している人はさらに危険度が低くなりますしね。
上はあくまでも若い人向けの記事ですから、大人の方は無視していただいて構いません。
自分に合った避妊法をしていってくださいね。
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