性病・性感染症のプチ講座

性病・性感染症のプチ講座

  男女の性の悩みに答える、ちょっと大人のマジメなブログです

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性病の知識 

セックスの低年齢化で若い世代から気軽にセックスを楽しむようになりました。
そのこと自体は別によいのですが、知識がなく自分を守ることもできないのに、気軽にセックスしてしまう若い人はかなり多いです。

そこでセックスの負の側面である「性病」について、今日から何回かに分けて紹介します。

大好きな人との愛のあるセックスはどんどんしてもらいたいと思いますが、興味本位の快楽目的のセックスはこれを読んで思い直してくれると嬉しいです。



1.性病の感染経路と予防

2.性病別の知識

  <有名または感染例の多いもの>

   クラミジア感染症
   淋病
   性器ヘルペス
   HIV(エイズ)


  <比較的感染例の少ないもの>

   梅毒
   尖圭(せんけい)コンジローム(コンジローマともいう)
   毛じらみ症
   カンジダ膣炎
   トリコモナス膣炎
   いんきんたむし(白癬)
   B型肝炎
   C型肝炎
   成人T細胞白血病
   アメーバ症
   軟性下疳(なんせいげかん)
   非淋菌性尿道炎
   フォアダイスや真珠様陰茎小丘疹


3.性病に感染する危険行為

4.性病にかかったかも…と思ったら


厳密には、性病として法律で規定されているのは淋病(りんびょう)、梅毒(ばいどく)、軟性下疳(なんせいげかん)、鼠径リンパ腫(そけいりんぱしゅ)の4つです。
それ以外の性行為で感染する病気のことを、性感染症(STD)と言います。
このブログは医学ブログではありませんので、分かりやすさのために気にせず「性病」という言葉を使用していますので、医療従事者の方には違和感があるかもしれませんが、ご了承ください。


性病の感染経路と予防 

性病はSTD(Sexually Transmitted Disease)ともいい、日本では600万人が感染しているといいます。
総人口からすると6%程度ですが、高齢者や小学生以下の人口を引くと、10%は軽く超える計算になります。
10~20代の若い世代では、10~20%くらいの割合で何らかの性病にかかっている可能性があるとも言われています。
実際、性病は潜伏期間が長かったり、人によっては症状が出ないものもあるので、検査しない限り自覚できないので発見が遅れがちです。
そう考えると、上の数字以上の可能性もあるわけですから、かなり怖い状況になっていると言えるでしょう。

性病を防ぐには、性病ががどこから移るかを知っておく必要があります。

主な感染経路はこの3つです。

1.血液
2.粘膜
3.体液(精液、愛液など。唾液は移るものと移らないものがある)

空気感染するような性病はないですし、
普通に皮膚と皮膚がふれあっただけで感染するものもほとんどありません。

この1~3にふれなければ、感染の可能性はほとんとないわけですね。
例えばセックス中の行為でいうと、普通のキス、軽いペッティング(胸をさわるなど)、抱きしめるなどでは感染しません。

フェラは口腔粘膜とペニスの粘膜がふれますし、カウパー腺液や精液が出ればもちろん感染します。
クンニも同様に、口腔粘膜と女性器がふれますし、愛液が直接触れますね。
なので、オーラルセックス(口でするもの)は高確率で感染するということです。

素股(スマタ)も同様に、ペニスと女性器が接触しますし、多少離したとしてもローションに愛液が混ざれば感染します。

最も危険な挿入は粘膜同士がこすれあう上に、体液も触れます。
中出しをすることがどれだけ危険かも分かりますよね?

また血液についてですが、これは感染確率が数倍に跳ね上がります。
単純に粘膜が精液にふれるのと血液にふれるのを比べたら、血液の方がはるかに危険だということです。

なので、フェラをしたときに口内炎があったりすると、危険度は上がります。
ペニスがヒリヒリする…というときは、皮膚に見えない小さな傷がついているわけですから、当然危険です。
そういうわけなので、生理中などはとてつもなく危険なわけですね。
「生理中は妊娠しない」という情報に踊らされている人も多いと思いますが、性病に関してはとてつもない危険期間なので、安全な人でない限りできるだけやめておきましょうね。
そもそもニオイやオリモノの処理などで嫌がる人も多いとは思いますが(笑)


以上のことから、オーラルセックスをしないで、コンドームを使うというのが最も無難で確実な性病予防になります。
逆に膣外射精とか、ピルを使ったりというのは、まったく予防行為になっていません。
風俗などでも生でフェラやスマタをされたら、可能性はかなりあると思って間違いないです。


そして注意したいのが、自分が大丈夫でも相手が性病を持っているケースがあるということです。
たとえ処女でも、彼が風俗などで過去に病気をもらっていれば、初めてのセックスで性病感染…という悲惨なことも起こりえます。
彼が大丈夫でも、彼の元彼女が性病を持っていたら、彼も持っているかもしれないわけです。
男性は発病しないが、女性は発病する…というタイプの性病もあるので、お互い童貞・処女でオーラルセックスさえしたことがないという状態でない限りは、性病のリスクは常についてまわるということですね。
極端な話、輸血で感染する可能性もいまだにゼロではないですから、セックスにまったく興味のない幼児でも感染しうるわけです。
そういう意味でも、コンドームを使うというのは重要になってきます。


それではいったいどんな性病があるのか。
順に見ていきましょう。

クラミジア感染症 

知っている人は知っているけれど、知らない人は全然知らないクラミジアですね。
現在、世界で最も感染者の多い性病と言われています。


<感染経路>

粘膜です。
性器の接触はもちろん、キスでも移ります。
といってもディープキスですね。軽いキスなら粘膜がふれませんので。
のどのクラミジアと性器のクラミジアがあって、病気としては同じものですが、例えば性器の粘膜を検査して陰性だったとしてものどは感染しているということがありえます。

HIVなどと違って感染力が強いので、感染者とセックスした場合、かなりの確率で感染します。(50%とも70%とも言われています)


<症状>

男性は咽頭と尿道、女性は咽頭と膣内です。

クラミジアが怖いのは無症状のケースが非常に多いことですね。
そのせいで、水面下で感染者が増え続けていると言われています。
症状が出てしまう人は自覚できるということですから、むしろラッキーかもしれません。
出るとしたら、尿道から透明な膿、女性はおりものの増加、のどは痛みや痰などです。

感染者の多くが無症状で気づかないという性病です。
読者の方、特に10代~20代前半の方には知らずに感染している人もいることでしょう。
それくらい身近な性病です。


<潜伏期間>
1~4週間程度です。
が、症状の出ないことが多いので潜伏期間自体あまり意味がないですね。


<その他の影響>

1番大きいのが、クラミジアに感染することで、その他の性病に感染する確率が跳ね上がってしまうことです。
感染者はHIVの感染率が5倍になると言われているので、クラミジアなどの軽い性病→HIVという道をたどる人も増えているようです。

女性は不妊や子宮外妊娠の原因となる可能性があります。
絨毛膜羊膜炎をおこして流産・早産となることもあるようです。
胎児にも感染して、生まれたばかりでが結膜炎・肺炎を発症することもあります。
男性の場合はひどくなっても前立腺炎・副睾丸炎・肝炎・腎炎などで異常に気づきやすいですから、特に女性に深刻な病気ですね。


<治療>

抗生物質でわりと簡単に完治しますので、そんなに重い気分にならなくても大丈夫です。
むしろ、性病の中では軽い病気と言えます。
ただ、女性は感染期間が長引くほど、子宮など見えないところで症状が進んだりして不妊や骨盤腹膜炎につながるので、早期発見が大事です。
(治療しないで放置した場合、クラミジア感染者の4割が骨盤腹膜炎になるそうです)


クラミジアの検査結果は病院だと即日で出ます。
恥ずかしいようなら、こちらの検査キットをどうぞ(笑)

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淋病 

<感染経路>

粘膜です。
挿入はもちろん、オーラルセックスでも感染します。
淋菌は弱いので、粘膜から離れると数時間で感染性を失うそうですが、性器にふれた物体が相手の性器にふれることで感染するケースもあるようです。
同じタオルを使って性器を拭いたりすると危険なわけですね。


<症状>

男性はわりとはっきり症状が出ます。(たまに出ないこともあるようですが)
最初のうちはむずがゆい感じで排尿が近くなったりしますが、そのうち排尿痛がしたりや膿が出たりします。
その後しばらくは症状がひどくなるばかりで、膿に混じって血が出たり、寒気・発熱・頭痛などの症状が出ることもあります。
ところが、さらに進んで5週間くらいたつと症状が治まってしまいます。
これを放置すると、慢性淋菌性尿道炎へ移行するケースが多いようです。

逆に女性の場合は数週間から数ヶ月も自覚症状が出ないことが多いようです。
オリモノが膿状になったりすることもありますが、専門医でないと単なる膀胱炎や膣炎と診断されることもあります。

クラミジアは男性の方が感染が分かりにくかったですが、淋病は女性の方が分かりにくいわけです。

また男女とも咽頭にも感染しますが、こちらは症状が出ないことが多いようです。
風俗嬢も検査しないと気づきませんから、フェラチオされることで淋病にかかる男性が多いのは納得ですね。



<潜伏期間>

2日~1週間程度です。

ついでに書いておくと、直腸感染もしますので、こちらは症状が出ずに潜伏しっぱなしになります(笑)
ご注意ください。



<その他の影響>

妊娠初期に感染すると、流産の原因になることがあります。
中期~後期に感染した場合、炎症により自然破水を引き起こして、早産の原因となる場合があります。
出産時、赤ちゃんに産道感染すると目や関節、血液に炎症を起こして命にかかわるケースもあります。
もちろん、治療を行わないで放置したままだと不妊症になってしまうケースがあります。

また、クラミジアと同時感染していることが多いのでも有名です。(淋病感染者の20~30%がクラミジアにも感染)


<治療>

ややこしいことに、感染していても淋菌が確認できるのは、女性だと60程度と言われています。
(男性は90%以上)
つまり、女性は感染していても検査に引っかからない可能性が高いということですね。
実際、感染者数のデータを見ても、男性に比べて女性の数はものすごく少ないです。
女性だけが感染者が少ないなんてことはありえませんから、やはり気づかない人が圧倒的に多いのでしょう。
特に風俗関連の仕事をされている女性は注意が必要です。

検査するなら、クラミジアとセットで受けておくのがよいでしょう。

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性器ヘルペス 


クラミジア・淋病の次に多い性感染症ですね。
単なる皮膚病という感じもしますが、一応ウイルス性の性病です。


<感染経路>

粘膜から感染します。
ヘルペスウイルス自体は弱いので、基本的には性器の直接接触やオーラルセックスからしか感染しません。
(もちろん例外はありますが)


<症状>

初感染の場合は、感染部に不快感やかゆみが生じ、その後発熱・リンパの腫れ・水疱・強いかゆみなどが出てきます。
かゆみは次第に痛みに変わり、発症後1週間くらいで最も重くなります。
2週間で水疱などがカサブタになり、3~4週間で自然治癒します。
稀に髄膜炎を併発することもあるようです。

また口内炎や唇などに水疱ができるタイプもあって、そちらは口唇ヘルペスと呼ばれたりもします。

この病気が厄介なのは、一度感染すると神経の奥に潜伏し、体力が低下したり免疫力が衰えた時に再発を繰り返すというところです。
上で「初感染の場合は」と書いたのはそういうわけですね。
再発の場合は症状が軽めになり、1週間程度で治癒することが多いようです。

この病気の完全な治療法は確立されていません。
ただし、潜伏中(外部に症状が出ていないとき)は他人にも感染しません。
よって、再発中は行為を控える必要があります。

なお、性器ヘルペスの再発度合いは、口周辺だと年平均0~1回、性器周辺だと年平均8~10回という報告があります。


<潜伏期間>

2~10日程度と言われています。


<その他の影響>

性器ヘルペスに感染しても遺伝することはなく、妊娠も可能です。
再発しているときを除けば、性交も出産も可能です。
ただし産道感染がありえるので、帝王切開をするようです。

そういう意味では、他と比べてあまり恐れる必要のない性病ではあります。
(最初の症状がひどいのは怖いですが…)


<治療>

初感染時はまず気づくはずですので、すぐに病院へどうぞ。
感染後は完治不能ですから、体調管理に気をつけてウイルスが活性化しないようにしましょう。


HIV(エイズ) 

最も有名な性病ではないでしょうか。
実はHIVは他の性病と比べて感染率も低く、予防もしやすいです。
しかし、感染したかどうかが分かりにくいのと、まだ治療法が確立されていないというのが難点です。
他の先進国とは逆に、日本では感染者が増え続けています。
(それだけナマでセックスするということでしょうが)


<感染経路>

性行為、輸血、母子感染の3つしかないと言われています。
もちろん注意すべきは性行為ですが、精液や愛液と粘膜間では感染しやすいものの、だ液などでは滅多に感染しません。
ナマのセックス、ナマのフェラ・クンニ、ナマのスマタなどが危険行為です。
要するに性器(精液・愛液)とその他の粘膜が直接ふれる行為ですね。

なお、もう1つ気をつけないのが血液感染です。
普通なら多少のディープキスでも感染しませんが、口内炎がある状態だと相当危険になります。
最初HIVがゲイの間で流行したのも、アナルセックスで出血することが多かったからですね。
同じナマのセックスでも、性器に傷があると確率はさらに高くなります。
精液・愛液よりも血液の危険度は高いですので、ハミガキの共用なども避けましょう。

ちなみに、HIVの感染力は他の性病に比べると極めて弱いです。
1回のセックス(ナマで中出し)で感染する確率も1%以下だと言われています。
なので、軽くフェラをしたくらいだと精液にも血液にもふれていないので、確率はかなり低いわけですね。
恋人と何回もセックスしていて、実は恋人がHIVだと発覚したときに検査したら自分は陰性だった…という話もあります。
ただ、その1%がいきなり1回目に来ることもあるのが怖いところです。
過剰に気にしてストレスになるのもよくないですが、気にしないのも問題ですから、バランスを大事にしてくださいね。



<症状>

健康な人とまず変化がないです。
そもそもHIV(エイズ)は免疫機能に異常が生じるだけの病気だけですから、エイズにかかったからすぐに体調が悪くなるというものではないんですね。
しだいに免疫力が弱まっていきますが、平均10年と言われる潜伏期間の間はほぼ無症状で過ぎていきます。

さらに免疫力が更に低下してエイズの発症が近づくと、しつこい下痢やひどい寝汗、理由のない急激な体重減少などがおきます。
免疫力がほとんどなくなっているために、健康な人では問題にならない種類のカビ、原虫、細菌、ウイルスなどによる日和見感染症や悪性腫瘍、神経障害など、様々な症状を引き起こします。
この様々な症状を総称して、エイズ(後天性免疫不全症候群)といいます。



<潜伏期間>

1~2週間後に風邪に似た症状が出て、しばらくするとおさまり、その後平均10年の潜伏期間を経て発症します。
もちろん潜伏期間中も他の人に感染します。

ただ「1~2週間後に風邪と同じ症状が出る」というのはネット上でよく見かける表現ですが、医師に言わせると症状はないことの方が多いそうです。
つまり、実質10年間は無症状だということですね。
もちろん、外から見ても普通の人と変わらず、見た目だけでは専門医でも区別はつかないそうです。

「怪しいセックスをしてから風邪っぽい…俺は大丈夫だろうか?」なんて悩んで検査を受けに来る人は多いですが、たまたま体調を崩していることがほとんどです。
のどが痛い、腹痛がする…など心配になるといくらでもそれらしい症状は出てきますから、はっきりさせるには検査するしかありません。

ただ、ややこしいことに、感染してから検査結果が出るまでにある程度の期間が必要です。
6~8週間と言われていて、最近では1ヶ月程度で結果が出る検査法もできたようですが、基本的には3ヵ月後の検査が最も正確で無難です。
3ヶ月間は心配でしょうがないわけですが、慌てて受けて検査ミスでは意味がありませんから、やはり3ヵ月後に受けるようにしたいものです。


<その他の影響>

妊婦の場合、約25%が母子感染を起こすそうです。
ただし、薬の服用などによって胎児への感染確率は2%未満に減少するそうです。
また、帝王切開で出産した場合、胎児へのHIV感染リスクをさらに低下させられるケースもあるそうですから、母子感染の確率はかなり低くなってきています。



<治療>

医学も進歩しており、HIVも昔ほど「死の病」ではなくなりました。
抗HIV薬を飲み続けることで、発症自体を抑えることも可能となってきています。
ただし、薬剤だけで月に5~6万円(保険適用で)、さらに検査費用や他の感染症の治療費も加えるとかなりの額になります。
そして投薬は一生続けなければならないので、トータルで考えるとものすごい金額ですね。
やはり感染しないよう注意するのがいちばんですから、他人事だと思わずに注意してください。
今の日本では、宝くじよりも当たる確率が高いわけですから。


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性病に感染する危険行為 


性病に感染する可能性のある行為を紹介してみます。


1.風俗店

性病を持っている確率の最も高いのは、やはり風俗業界でしょう。

実際、性病科などに行くと風俗関連の常連さんはたくさん来ています。
その多くは検査のために来る常連さんですから、実はあまり問題ではありません。
問題なのは、検査もしないで感染させまくっている人たちですね。

これは風俗嬢、お客さん、両方に言えます。

いくら検査しても、感染を完全に防ぐことは不可能です。
風俗嬢という仕事は給料もよいですが、その分リスクも高いということですね。
決して楽して稼げる仕事ではありません。
プライドを持ってやっている方はぜひ定期的な検査を受けていただきたいです。
逆に安易にやっている方・やろうと思っている方は、後のこともよく考えてみてください。
仮にHIVに感染したら、稼いだお金の数倍が一生かかり続けることになるわけですから。

法律上ソープや一部のヘルスなどでは検査が義務付けられているようですが、多くのお店では女の子任せになっているところがほとんどのようです。
そもそも届け出ていないところもあるくらいですからね。
働くほうも、お店から指示されなくても自分から検査に行くようにしてくださいね。


お客さん側も、当然それだけのリスクがある覚悟はしておくべきです。
最近はナマでサービスするところが多いので、そういうところはあなた以外の男性にもナマでサービスしているわけですから、危険度はかなり高いです。
「行為の前にお風呂などでよく洗っているから大丈夫」というのは、実はまったく意味がないことですので、仮にそんな話を聞いたとしても騙されないようにしましょうね。
もし風俗に行ったその足で彼女または奥さんと…なんていうことをしているとしたら、それは無責任極まりない行為ですから、風俗に行くならちゃんと検査も受けましょう。

逆にお客さんで感染している人は自重してもらいたいですね。
たまに「明らかにペニスがイボなどで変形して、異臭を放っている」という人も来るそうですので(笑)
そういう男性は風俗店に行く時間があったら、先に病院に行きましょう。



2.ゲイとのセックス

個人的に同姓愛が悪いものだとは思っていません。

が、ゲイの方の場合どうしてもアナルセックスをしてしまうため、感染率が跳ね上がってしまいます。
(危険なのは出血ですね。レズビアンの場合は性器同士を触れ合わせる機会も少なく、出血も生理を避ければ大丈夫ですので)
コンドームをつければよいのですが、避妊の必要がないためつけないほうが多いでしょう。
また、同性愛者の絶対数が少ないために、感染者と接触する可能性が高いというのもあります。

・パートナーには必ず事前に検査を受けてもらうこと。
・浮気はしないでもらうこと。(特にこちらは要注意)

この2点はぜひ気をつけてもらいましょう。



3.過去に多数の経験のある異性とのセックス

これもかなり危険です。
経験の多い人というのは、基本的に過去の相手も経験の多いケースが多いです。
例えばナンパするような人は、ナンパされるような人を相手にしているわけで、当然されるほうは普段も結構軽い気持ちでしてしまう人のことが多いです。
つまり、危険な人同士でセックスしている可能性が高いので、当然感染する可能性も高いというわけですね。

とはいえ、いつもお互い軽い同士でするわけがなく、たまにマジメな人が口説かれてしてしまうこともあります。
初めてのセックスで性病に…なんて、笑い話にならないような実話もあったりしますから、くれぐれも注意してください。
あなたの経験人数が1人だとしても、相手の経験人数が100人だったらあなたも100人分の可能性を背負うということですからね。
あなたが童貞で、相手が3人程度の経験人数だとしても、その3人の中に100人の人が混じっていたら…合計100人分以上の可能性を背負うわけです。
相手の経験人数は分かっても、過去の恋人たちの経験人数なんて誰にも分かりませんからくよくよ考えても仕方ないのですが、そういう可能性を忘れてはいけないということですね。

なかなか言いにくいことですが、セックスする前には検査を受けてもらうようにした方がよいと思います。男女限らずですよ。
私のように風俗にも行かないのに自発的に定期受診する人はかなり少数派でしょうから(笑)
女性だと発症しない性病もあるわけなので、やはり相手にも受けてもらいたいですからね。
…そうは言っても、実際に受けてもらったことはほとんどないですが。^^;
なかなか頼むのって難しいですよね。信用してないみたいで。
なので、私の場合は「検査はお願いできないけど、この人は信用できる!」と思った人か、または「この人になら移されても後悔しない!」と思った人とだけするようにしています。
たぶんリスクをゼロにするのは無理だと思います。
そういうギャンブルみたいなところもあるのが恋愛というか人生ですので。

よく分からない最後になりましたが、やはり国が検査を義務付けるのが一番いいような気のする今日この頃です(笑)


「危険な行為=セックス中の行為」と思った方もいるかもしれませんが、セックス中の行為どうこうよりも、相手が感染しているかどうかの方がはるかに重要なんですね。
キスはいいけど、フェラはダメで…なんて考えながらするより、確実に感染していない人とするのが一番だと思いますよ。

性病検査 

性病にかかったかも?…と思う場合、どうすればよいのかを書きます。


1.明らかに症状がある場合

即、病院に行ってください。
もしパートナーがいる場合は、片方だけが治ってもピンポン感染を続けることになりますので、2人とも行かないとダメです。
(病院は同じでも別でも構いませんが)

気休めで検査してみてもいいですが、症状があるなら早く行けばそれだけ治りも早いですよ。

「何科に行けばいいのか?」ということですが、男性なら泌尿器科、女性なら婦人科が基本です。
皮膚の症状であれば皮膚科、のどの場合は耳鼻咽喉科になります。
最近は「性病科」を設置しているところも出てきましたので、そういうところは分かりやすくてよいですね。



2.症状はないけど不安だという場合

この場合は単なる検査ということになって、健康保険の適用がされないケースが多いです。
少しでも症状がある場合はそれを申し出ることで保険が適用される場合もあります。
(保険適用の有無は担当医師の判断次第ですね)

単純に不安だから検査だけしたいということであれば、自宅でできる検査キットもよいと思います。
こちらはもともと保険がききませんので、病院で保険がきいた場合と比べると割高になります。
ただし病院で保険がきかなかった場合は結構高額になることがあるので、料金をおさえたいという方は検査キットのほうが無難かもしれませんね。

定期健診を兼ねて私は行くようにしているのですが、正直に「症状はないです」と言ったら、血液検査さえしてもらえないことがありました(笑)
仕方ないので、改めて別のところに行きましたが、結局時間もお金も2度手間になってしまいましたね。
でも、医者によっては「ちょっとかゆい…気がします」と言うだけで保険適用してくれるケースもあったりしたので、こればかりは何とも言えません。
どちらにしてもけっこう度胸がいるので、恥ずかしい人は顔を合わせないで検査結果だけ知ることができるタイプの性病専門病院(都会にしかないですが)か、検査キットがよいと思います。

検査結果は最短翌日 性病検査セルシーフィット(こちらのほうが検査できる性病の種類は多いです)
性病検査STDチェッカー(こちらのほうが種類が少ないぶん安めです)

もう1つ方法としては、保健所を利用するというのがあります。
これは無料ですが、受けられる曜日・時間帯を限定されるのが仕事をしている方には難点ですね。
東京などだと様々な性病も一緒に検査してくれるところがあるようですが、HIV以外の性病検査の併用実施に関しては自治体によってバラバラですから、予め調べて行ったほうがよいです。
HIV検査にはひっかからなくて安心していたけど、実はクラミジアだった…なんてことも起こりますから、HIVの単独検査しか実施していない場合は専門の病院に行ったほうがよいと思います。
あと、大体のところで30分くらい説明(説教?)を聞かされます。HIVは匿名ですが顔はバレバレですし、他の性病に関しては本名で…というところもあるので、不便は不便です。(無料なので文句は言えませんが)


なお、検査に献血を利用する人がたまにいますが、非常に迷惑なのでやめましょう。
そういう検査目的の人を防ぐために、仮にHIVに感染していても結果には何も書かれないようになっていますから、そもそも意味がありません。

性病と血液検査 

(メールが拒否されてしまったので、こちらでお答えします)

エイズや性病などは、普通の血液検査ではわからなぃのですか?
血液検査をする機会はあったのですが、だいぶ前に彼氏と生でやってしまって不安なんです…。

性器周辺のできものについて 

いよいよGWですね。
今週末くらいから始まる人が多いと思いますが、早い人だともう真っ最中かもしれません。
恋人や家族と旅行に出かける方も多いのではないでしょうか?
あ、私は時間もお金も余裕がないので普段と変わらず仕事ですが(笑)

連休になると開放的な気分になってセックスする機会が増えると思います。
どうも性病や避妊に関しても開放的になるらしく、いつも決まって連休からしばらくすると妊娠や性病の相談が増えます。^^;
なので、今日は先手を打って性病関連の記事をアップしておきますね(笑)

読者の皆さんは、連休を楽しみつつも性病・避妊にはお気をつけください。

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斉藤享哉

Author:斉藤享哉
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