初セックス時の勃起不全　よくある悩み

勃起不全・遅漏対策についてはシリーズで記事を書いたため、相談数が激減しました。
ネット上で検索して見つけ、役立てていただいているなら嬉しいですね。＾＾
読んでも解決しない場合については、個別の事情に合わせてアドバイスできることもありますから、お気軽にメールでご相談ください。
（具体的な話になると思うので、コメント欄はやめておいてください）


さて、実は勃起不全で相談が多いのは初セックスをする人たちからのものです。
普段は勃起するのに、いざそのときになるとうまくいかない…という悩みですね。

年齢的な問題で勃起不全になっている場合は私に相談しなくても、バイアグラの処方を含めて医師に相談したほうが正しいですから、そういった相談がないのは正解だと思います（笑）


初セックス時の勃起不全についてはすでに記事にしましたが、他に相談が多い点について書きますね。
大きく分けて次の２つです。



■ うまく勃たない → このままずっとできないのではないか？

「一生できないのでは？」なんて不安になる男性がいますが、そんなことはありませんから安心してください。
そこで一生ものの悩みだと思い悩んでしまう時点で「勃起不全になりやすい性格」だと言えます。

若いときの勃起不全は精神的なものがほとんどです。
実際、何も考えない人ほどこういったことにはなりません。
「もし勃たなかったらどうしよう…」なんてことが頭をよぎる人ほど勃起不全になりやすいです。
もちろん、その他の悩み（早漏とか、下手と思われないかとか）が気になる人も同じです。
そういうことを心配してしまう性格だからこそ、余計に勃たなくなるという悪循環もあるんですね。


この場合の改善法のアドバイスを２つしておきます。

１つ目はセックス自体に慣れることです。

やはり最初のセックスは場所もコツも分からないのでいろいろなことが頭の中を渦巻きます。
脳は意外と不器用なので、１つのことに集中するともう１つ（＝興奮すること）にまで気が回らなくなります。
でも、慣れるとそこまで集中しなくてすみますから、今度は興奮するほうに気が回るようになって自然と勃起するようになったりします。

実際「とにかく自分が挿入さえできればいい！」というタイプの自分勝手な男性は、こういった勃起不全にはなりません。
少しでもよいセックスにしてあげたいと考えたり、女性の痛みや不安などを心配できるような優しい男性が多いです。
そこは誇りこそすれ、落ち込むようなところではないですから、自信を持ってくださいね。
まずは“セックスをする”ということに、時間をかけて慣れていけば大丈夫です。
「１回目は挿入できなくても別にいいんだ」「今回は前戯を充実させて、挿入はその後に考えよう」といい意味で開き直れるといいですね。

２つ目は前戯が済んだ段階で、いったん心を落ち着けて今の状況を振り返る余裕を持つということです。

「目の前に大好きな彼女があられもない姿で寝ている」
「これは他の誰でもなく、自分しか見られない姿だ」
「そしてそんな彼女の乳房やクリトリスなどを、自分は今好きに触れるんだ（と思いながら、改めてさわってみる）」

なんてことを自分に言い聞かせるんですね。
勃たないときの男性はそのことで頭がいっぱいになります。
でも、冷静になってみると、大好きな女性が目の前で恥ずかしい姿になっているわけですから、「勃たない」なんて小さなことで頭を悩ませているのがもったいないくらい嬉しい状況ですよね？（笑）
夢にまで見たその状況をまずはじっくりと楽しみましょう。
挿入なんて別に次の機会でもいいんですからね。


要するに、心の余裕が大事だということです。
もちろんそれはテクニック上達のためにも重要なことですよ。＾＾


続けて女性からよくある相談ですね。


■ 私に魅力を感じてないのでは？ → 自信を無くしてしまう…

これがダントツで多いです。
男性も落ち込んでいますが、女性もダメージを受けているわけですね。

これは普通に考えても絶対にありえません。
だって、魅力がない相手と付き合ったりセックスしたりしようと思いませんからね（笑）
２人でセックスしようとしている、その状況がすでに「相手を十分魅力的だと感じている」ことの証明です。
それにたまたま勃たなかっただけで、勃っていたら確実にしていたはずです。
セックスが最高の愛情表現の１つというのは、そういう意味でもあるんですね。

もちろん軽いセックスばかりをしている人は誰とでもするわけですから、イコール魅力が無くてもするということになるので、そういう相手が勃たない場合は落ち込む必要もあるかもしれません（笑）
でも、あなたが真剣に選んだ誠実な人なら大丈夫ですよ。＾＾
（だからこそ、軽い気持ちでセックスすべきではないわけです）

また、勃起しないとき男性は何とかごまかそうとします。
例えば「いつもなら勃つのに、おかしいなぁ」とか、「別に緊張してないのになぁ」とかですね。
これは女性からすると「いつもは勃つ＝今勃たないのはすごくおかしいことだ」「緊張していない＝私の裸を見てもドキドキしない」と翻訳できるので、余計にダメージを与えます。
余計なことを言わなければいいのに…と思いますね（笑）
男性特有の（つまらない）プライドを守ろうとしてする発言は、得てして女性を悩ませたり落ち込ませたりするものです。
仮に普段どおりであったとしても「○○があんまりかわいいから、緊張しちゃったみたいだよ」なんて言えば済む話ですよね。
そう言ったからといって、女性が「肝心なときに勃起しないなんて、ダメな男だわ」なんて思いません（笑）
変にカッコつけるよりも、素で接したほうが意外とうまくいくものです。

まぁこれは女性も同じなんですけどね。
初セックスなので難しいとは思いますが、この「お互いの素を受け止めあう」のがセックスの醍醐味の１つです。
お互い警戒して素を出せないままのセックスを続けていると、何年もしてから「もっと愛のあるセックスがしたかったのに…」なんて思う羽目になるわけですね。

話を戻すと、魅力がないということはありえないです。（ナンパとかの軽い出会いは話が別ですが）
むしろ、魅力があるからこそ緊張するし、好きだからこそ大切にしたいと思って集中しきれないことがあるのだと思って、いいほうにとらえてくださいね。＾＾


なお、こういった相談が多いことを踏まえるなら、男性はうまく勃たないことで落ち込んで終わってはダメです。
優しい女性は慰めてくれるでしょうが、それに甘えるだけでなく、相手の女性がいかに魅力的かをしっかりと言葉で伝えないといけません。
（たとえ言葉の表現が苦手でも、体が反応してないわけですから、言葉に頼るしかありませんよ）

セックスに限らず、片方が落ち込んでいるときはその裏で相手も落ち込んでいるということが往々にしてあるものです。
自分が落ち込んでいてそれどころでは無いとしても、そこで少しでも相手を気遣うことができると、２人の関係はより深まりますよね。

自分がつらいときほど、相手の気持ちを察してあげられる強さを身につけたいものです。
…と、最後の１文は自分にも言い聞かせつつ終わります（笑）



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