ＡＶに学ぶセックス講座：コロコロと体位を変える

非常によくテーマにのぼる内容ですね。

結論から言うと「ＡＶほど変えるのは無し」です。

よく「体位は何回変えるのがいいですか？」というアンケートがありますが、
大抵どこでも「２～３回」程度という回答が一番多いですよね。
これは傾向としても正しいです。


実は、あまり多くの体位を取り入れないほうがよい明確な理由が２つあります。



１つは「あまりに体位が変わると、開発が進みにくい」ことです。

体位が同じということは、刺激を受ける部位もおおよそ同じということです。
また、体位が同じだと女性は気分的にも安心感がありますよね。
これらは初期の開発を進める上でメリットになります。

一方で体位がコロコロ変わると、刺激を受ける場所もコロコロ変わります。
また、慣れない体位や恥ずかしい体位だと、女性は行為に没頭出きません。
開発の進度はテクニックも影響しますが、やはり慣れの影響も大きいです。
それなのに刺激や気持ちの両面で慣れにくい状態を作るわけですから、
開発が進みにくくなって当然なんですね。

ＡＶがコロコロ体位を変えても成立するのは、
ＡＶ女優が経験豊富ですでに開発も済んでいて、
性に積極的でセックス好きな人が多いからです。
（もちろん、我慢している女優もいますが）

実際のところ、女性が望む体位の変更回数は、
その女性の経験数や開発度にほぼ比例します。

経験数が多くて、開発度の高い女性ほど、多くの体位を好むわけですね。
（あくまで傾向なので、経験が多いからといってそうとは限りませんよ）


もう１つの理由は「ペニスが抜けると性感が冷める」ことです。

体位を変えるときに結合したまま次に移れるならよいのですが、
大抵の人は一度抜くか、自然に抜けてしまうはずです。

でも、かなり多くの女性は一度抜けると性感が冷めてしまいます。
４回も５回も抜くのはそれだけマイナス行為を繰り返していることになります。

「できるだけ抜かない」というのは上級者の間では暗黙の了解であり、
それ以上のメリットが得られるときでない限りは、
わざわざ抜くような展開には進めないんですね。


一方で「体位は１つだけ」というのも逆効果です。

これは飽きてしまうのもありますが、
それに加えて、慣れない女性ほど「同じところばかり刺激すると痛くなる」のもあります。

もちろん、同じところばかり突いていると痛くなるのもありますし、
同じ体位だと同じ場所ばかり愛撫しがちなので、そこが痛くなるのもあります。
さらに、同じ体位だと腰や背中など同じ場所にばかり重みがかかるので、
そういった関係ない場所にまで痛みや疲れが生じるというのもあります。


そういうわけですから、初心者は体位を「２つ」か「３つ」に
絞るくらいがちょうどよいでしょう。

例えば３つに絞るなら、３つ目の体位がフィニッシュになりますよね。
それが彼女の最も好きな体位になるようにするのが当然の気遣いですから、
そこから逆算して２つ目の体位と１つ目の体位が決まってきます。

上に書いたように「結合したまま進められる体位」も大事なポイントです。
３つ目が正常位なのに２つ目が後背位では、つなげるのは至難の業です。
ＡＶのようにいったん抜いて、相手の体勢を整えさせてじっくりと…
なんてやっていたら、確実に性感は冷めますからね。
（ＡＶも演技しているだけで、よく見ると冷めていますが）

もちろん自分の好みの体位を入れてもよいのですが、
そういった自分本位の発想は一番最後にしましょう。
いかに相手のことを思いやれるか…そういった細かいところの積み重ねが、
セックスのテクニックや満足度に関わってくるんですね。

ＡＶを見て「この体位やりてー！」とかばかり考えているようでは、
いつまでたっても上手なセックスができるようにはなりません（笑）

パートナーを満足させる流れの中で、自分の好みを上手に組み入れていってくださいね。



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