彼女が不感症ではないか？

彼女を愛撫していると気持ちいいと言ってくれています。
でも、声が全然出ないんです。
痛くないとは言ってくれるのですが、いろいろ体位を変えたりしてみても同じような反応でした。

乳首やクリトリスをさわると、最初のうちは感じるのに、続けていると気持ちよくなくなってしまいます。
他の場所はくすぐったがられたりしてさわらせてもらえず、どうしたらいいか分かりません。

彼女、不感症ではないでしょうか？





彼から「彼女が不感症ではないか？」という相談はわりとよくあります。
逆に、彼女が「私は不感症ではないか？」という相談もよくあります。

これって不思議ですよね。
男性が「僕は不感症ではないか」とか、女性が「彼が不感症では無いか」という相談はゼロですから。

はっきり言ってしまうと、彼女が不感症の可能性はほぼゼロです。
不感症について詳しくは後日改めて記事にしますが、
本当の意味での不感症というのは、そうそう起こるケースではありません。

彼女が感じないのは、９９.９９％男性側のテクニック不足です。

そもそも愛撫で感じているのにイカない…というのはおかしいんです。
本当の不感症は最初の愛撫でも感じない状態のことですから。
（もちろん部分的な不感症のケースもありますが、極めて少ないです）

彼女の体質のせいにする（＝人のせいにする）のではなく、
まずは「自分が下手だ」という正しい認識を持ちましょう。
そうしないと、いつまでたってもうまくはなれませんよ。


相談の状況から言えることを順に書いていくと、


１．声が全然出ない

これは当たり前です。
初めの頃は声の出る女性のほうが少ないです。
声が出ないのは、出しやすい雰囲気づくりが足りないと思ってください。
または単純にあなたが信頼されていないということですから、普段からもっと努力しましょう。


２．体位を変えてもダメだった

これも当たり前です。
体位を変える女性が感じるようになると思っている初心者男性が多いですが、体位を変えるのは挿入角度や当たるポイントを変えるためであって、そこを意識しないで体位だけ変えても意味はないんですね。
それに、慣れない女性だとへたに体位を変えることで痛みを与えることさえあります。
試すのはよいことですが、彼女の心を開いた上で、いろいろと感触を聞きながら進めてください。

相手を不感症だと疑ったり決め付けたりするタイプの男性はこのあたりの配慮が欠けていることが多いです。
まずは女性が正常であることを確信し、そして女性が安心して感じることのできるような環境を整えてあげましょう。
そのためには彼女の心を開き、安心感を与えることが重要ですよ。


３．最初のうちは感じるのに、続けていると感じなくなる

これもごく普通です。
同じ場所を続けて刺激しているとそういうことになります。
刺激が上手ならよいのですが、刺激が下手な場合ほどそういう現象が起きます。
言ってみれば、必要以上の刺激のせいで感覚が麻痺してしまうんですね。
最初のうちは、相手がいいと感じるような刺激をいいと思う時間だけ与えるようにしましょう。


４．くすぐったがってさわってもらえない

くすぐったいところを性感帯に開発するのはテクニックがいるので、もう少し先の話だと思います。
でも、女性を高まらせていないと、本来感じるはずの場所でさえくすぐったがられることもあります。
やはりここでも、まずは女性の気持ちを高めることを意識してみてほしいです。


かなり基本的なところでこれだけダメ出しをされるわけですから、まずは「彼女のせいだ」という考え方を振り払って、心から「自分のテクニック次第だ」と思うところからはじめてください。
その気持ちがあれば、少しずつ彼女の反応や、どうすればよいかが見えてきますよ。

そこの心構えができるようになったら、具体的な問題ごとにまた相談してくださいね。



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