クラミジア感染症

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クラミジア感染症 

知っている人は知っているけれど、知らない人は全然知らないクラミジアですね。
現在、世界で最も感染者の多い性病と言われています。


<感染経路>

粘膜です。
性器の接触はもちろん、キスでも移ります。
といってもディープキスですね。軽いキスなら粘膜がふれませんので。
のどのクラミジアと性器のクラミジアがあって、病気としては同じものですが、例えば性器の粘膜を検査して陰性だったとしてものどは感染しているということがありえます。

HIVなどと違って感染力が強いので、感染者とセックスした場合、かなりの確率で感染します。(50%とも70%とも言われています)


<症状>

男性は咽頭と尿道、女性は咽頭と膣内です。

クラミジアが怖いのは無症状のケースが非常に多いことですね。
そのせいで、水面下で感染者が増え続けていると言われています。
症状が出てしまう人は自覚できるということですから、むしろラッキーかもしれません。
出るとしたら、尿道から透明な膿、女性はおりものの増加、のどは痛みや痰などです。

感染者の多くが無症状で気づかないという性病です。
読者の方、特に10代~20代前半の方には知らずに感染している人もいることでしょう。
それくらい身近な性病です。


<潜伏期間>
1~4週間程度です。
が、症状の出ないことが多いので潜伏期間自体あまり意味がないですね。


<その他の影響>

1番大きいのが、クラミジアに感染することで、その他の性病に感染する確率が跳ね上がってしまうことです。
感染者はHIVの感染率が5倍になると言われているので、クラミジアなどの軽い性病→HIVという道をたどる人も増えているようです。

女性は不妊や子宮外妊娠の原因となる可能性があります。
絨毛膜羊膜炎をおこして流産・早産となることもあるようです。
胎児にも感染して、生まれたばかりでが結膜炎・肺炎を発症することもあります。
男性の場合はひどくなっても前立腺炎・副睾丸炎・肝炎・腎炎などで異常に気づきやすいですから、特に女性に深刻な病気ですね。


<治療>

抗生物質でわりと簡単に完治しますので、そんなに重い気分にならなくても大丈夫です。
むしろ、性病の中では軽い病気と言えます。
ただ、女性は感染期間が長引くほど、子宮など見えないところで症状が進んだりして不妊や骨盤腹膜炎につながるので、早期発見が大事です。
(治療しないで放置した場合、クラミジア感染者の4割が骨盤腹膜炎になるそうです)


クラミジアの検査結果は病院だと即日で出ます。
恥ずかしいようなら、こちらの検査キットをどうぞ(笑)

検査結果は最短翌日 性病検査セルシーフィット(こちらのほうが検査できる性病の種類は多いです)

性病検査STDチェッカー(こちらのほうが種類が少ないぶん安めです)
はじめまして。質問があります。
「クラミジアを放っておくと骨盤炎になることがある」とのことですが、ウィルスが骨や内臓に達する可能性があるということでしょうか?
(先日、あるクリニックの医者が、馬鹿にした言い方でそれは無いとおっしゃっていたので。)

また、ソケイリンパ腫との関連はどうですか?
それと、男性の場合、クラミジアを放置しておくと将来的にどうなる可能性がありますか?脳や脊髄を侵され最終的に死に至ることもありますか?
[ 2008/12/16 ] るかわ[ 編集 ]
スラムダンクが好きですか?
私も好きですが(笑)

「骨盤炎」と言うとそういう反応で正しいですよ。
なるのは「骨盤腹膜炎」ですから。
(医者は専門家なので、微妙な違いにも敏感です)

…と、自分の書いた記事を見たら、本文は「骨盤腹膜炎」になっていましたが、かっこ内が「骨盤炎」になっていました。すいません、かっこ内だけあって油断したようです。直しておきますね。

あと、鼠径リンパ肉芽腫症(そけいりんぱにくげしゅ)はクラミジア・トラコマティスの感染で起こりえますが、日本では極めて稀な性病ですね。

男性の場合は、記事に書いたとおり尿道経由で前立腺炎・副睾丸炎(精巣上体炎)・肝炎・腎炎になったりしますが、ここまで放置する前に普通は気づくので、ここまで進行すること自体が極めて稀ですね。
脳や脊髄に…という話は聞いたことがありません。
まぁ、上の症状が出てもさらに放置し続ければ死ぬと思いますが…それはインフルエンザを完全放置しても死ぬのと同じ理屈ですよね(笑)

<補足>

言葉の定義がらみで、医者にしてみれば性病と性感染症(STD)も違います。性病関連のトップ記事に補足追加しておきましたので、気になる方は参考にどうぞ。

[ 2008/12/16 ] 斉藤享哉[ 編集 ]
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