ドキドキ感を呼び起こすホルモンは、相手と一緒に過ごす時間が長くなればなるほど出なくなります。
そう、結婚するとドキドキ感が薄れるのはもはや当然のことなんですね(笑)
逆に遠距離恋愛でひさびさに会うと盛り上がるのも同じ理由です。
一緒に過ごす時間が短いほど、一緒にいる間はホルモンが大量に出て盛り上がるというわけです。
(まぁ、あまりに期間が空くと破局の理由になったりするので、ほどほどが大切ですが)
そしてこのホルモン、悪いことに依存性があります。
覚せい剤と一緒で、1度味わうと再び味わいたくなってしまうんですね。
一緒にいる時間が限られているほうがよく、しかも依存症を発揮する…
不倫する男女が後を絶たないのも納得ですね(笑)
さて、今回のテーマの完全にセックスレスになってしまった場合に応用しましょう。
完全にセックスレスになった場合、改善のための最もよい方法は「会わない」ことです。
「セックスをしないでいれば、またそのうちしたくなるのでは?」と考えがちですが、それは間違いです。
「全く会わないで、しばらく距離を置くことができれば、またそのうちしたくなる」が正解です。
単にセックスを我慢するだけで、毎日顔を合わせていたら何の意味もありません。
でも、結婚している夫婦が会わないなんてことは無理ですから、接触を減らすということになります。
家での会話数はもちろん、顔を合わす回数も減らします。
減らすだけでなく、薄くすることも必要です。
会話時間を減らしたり、相手の生活に干渉するのもやめましょう。
今日あったことをつらつら話すのもやめて、自分の時間を持つようにしてください。
「最近、自分のこと避けてない?」と聞かれるとちょっとやりすぎですが、それに近いくらいがいいです。
ただ、これだけだと不十分です。
これだと「開放されてせいせいした」と思われる可能性が高いんですよね。下手をすると浮気されます(笑)
次に、これとプラスして「魅力を高める」ことをしてください。
隠し持っていたかわいい服を何気なく着こなしたり、化粧の仕方を勉強しなおしたりなんていうのもいいですね。
外見だけではないですよ。
生き生きとした表情とか、話し方とか、そういった部分を魅力的にすることも大切です。
話の内容も変えましょう。
家であったこととか子供のこととかではなく、彼以外の人と楽しく過ごした話をしたり、彼に今まで話したことも無いようなジャンルの話をしたりします。
もちろん細かく話すと接触が減らせませんし、内容によっては「そんな時間があっていいね」と嫌味にしかなりませんから、さらっと軽く話すのがコツです。
間違ってもここで「ヤキモチを妬かせてやろう」なんて思わないでください。(会社の素敵な男性とご飯に行って…とかですね)
女性の考えるヤキモチの妬かせ方は男性にとって効果のないピントはずれのやり方が多く、大抵失敗します。
あくまでも「自分の魅力を高めて、今までと違う自分を見せる」のを目的にしましょう。
そうして、彼から「あれっ、こんなにいい笑顔を見たのいつぶりだろう」「こんなにかわいかったっけ?」「何だか生き生きしてるな~」なんて思われるようになりましょう。
ヤキモチではなく、素敵な女性だと再認識させてあげてください。そう、出会った頃のようにですね。^^
セックスも我慢するわけですが、そのときに「もうセックスなんてしたくない」という雰囲気になってはダメです。セックスに対してネガティブな表現もやめましょう。
「セックスなんて無くても私は幸せなの」という雰囲気にしてください。セックスはセックスでいいけれども、他に楽しいことがたくさんあって、それどころではない…という感じですね。
ただし、粗末に扱えというわけではありません。
粗末に扱うとマイナス評価され続けてしまいますから、いつまでたってもプラスに転じません。
「あなたはあなたで大事だけど、あなたがいなくても私は幸せなのよ」という感じです。
もちろん実際にそうかどうかは関係なく、相手にそう思わせられるかどうかがポイントです。
それともう1つ、いつもと変化をつけるようにしてください。
これはメルマガのクーリッジ効果でも紹介しましたが、男性はほんの少しのことで違う女性と認識したりするものです。
今までと違う髪形に挑戦してください。特に前髪は意識してください。(男性は大きく変えても気づかないような生き物です)
わざわざ美容院に行かなくても、しばり方を変えるだけで効果はあります。
服も別に買わなくていいですから、今までと違う組み合わせ方をしてみてください。
服を買う機会があったら、いつもと違うタイプの服を買ってください。
化粧の仕方も変えましょう。香水をつけない人は優しい香りのする香水に挑戦してみてください。つける人はいつもと違うものに変えます。
「浮気してるのか?」と思われるくらいでいいです。別にしてないなら、どれだけ疑われても構いませんからね(笑)
趣味を変えたり、新しい趣味を持つのもいいです。
せっかくなので、新しい自分を探してみてください(笑)
ただし、ヤキモチを妬かせることは狙わないでください。
「最近香水変わった?」→「気になる~?」みたいなやりとりはNGですね(笑)
ヤキモチを狙うと大抵の女性は加減を間違えてその途端に失敗するので厳禁です。
もちろん、変化に気づかなくても何も責めてはいけません。
「どうして気づかないの?」「なんでそんなに鈍感なの?」なんて思ってもぐっと我慢です。
そもそも付き合い始めの頃だったら、相手が気づいても気づかなくても、そういう努力をすること自体が楽しかったはずですよね?
それでいいんです。こんなことでヤキモチを妬かそうとしたり、褒めてもらおうとなんかしないで、素直に楽しんでください。
あなたが意識しないでいるほど、不思議なもので相手は気づくものです。
(もちろん、気づいても大抵の男性は口に出さないですけどね)
そして、逆に気づいてくれたときには素直に喜んであげてください(笑)
男性は「かわいいから褒める」のではなく、「喜ばれるから褒める」生き物です。
他のところでも、例えば今までしなかった食器の片づけをするようになったとか、重いものを持ってくれたとか、彼の行動によい変化が表れたら大げさなくらい喜んであげてください。(皮肉なんか言ってはダメですよ)
そうしたあなたの反応を見て、彼はやりがいを感じていくものですから。
さて、こうしてみると回りくどいことばかりしているようですが、こういう方法をとるのには理由があります。
それは、女性から「セックスしたい」と誘っている間はセックスレスは改善しないんですね。
男性は1度セックスレスになると「面倒くさい」と思うようになります。
いつも話題になるプライドの部分もありますし、本能的な部分もあります。
この状態で女性から誘っても「仕方ないからやってあげる」というふうにしかなりません。
そして、これを続けていると「もうしたくない」というふうになります。
なので、まずは無理に続けることをやめます。
そして次に、男性のほうから誘ってくるようにしないといけないんですね。
それが上に書いた努力なんです。
セックスレスということは、言い換えると「それまではセックスをしていた」ということです。
当事者からすれば「セックスするのは当たり前」みたいなところがありますよね。
セックスしたいほうからすれば「するのが当たり前なのに、何でしてくれないの?」と思うでしょうが、したくないほうからすれば「そんな当たり前のこと、なんで今さらしなくちゃいけないの?」なんです。
もっと言うと「なんでしなくなったものをまたしないといけないの?」という不満さえ感じるものです。
ここで「夫婦だからセックスするのが当たり前じゃない」とか言っても意味がないです。
セックスをするのが正しいか間違いかなんていうのを論じても意味がないんですね。
大事なのは「セックスしたい!」と思わせることです。
ちなみに、上のような努力を経て1度「セックスしたい!」と思わせれば、努力を継続さえすればずっと「セックスしたい!」と思ってくれます。
そこに至るまでが大変ですし、こうした努力をすれば確実にセックスレスがなおるというものでもないです。
でも、お互い夫婦として選んだ相手ですから、頑張って乗り越えていってほしいと思います。^^
なお、相手のセックステクニックについて不満がある場合は、この状態に持っていってから「改善してほしい」と提案するようにしましょう。
あんまりしたくないのに「改善してほしい」と言われたら、やる気がなくなって当然です。
苦手な勉強をやっとやり始めた子供に「何でこんなのもできないの!」と言うのと同じで、やるだけでも進歩しているからそこを褒めるべきなのに、さらに上を求められては頑張る気をなくしてしまうんですね。
したくないことなんて、改善どころかさっさとやめたいばかりです。
したいことだからこそ、頑張って改善しようと思うわけですから。
なので、相手が「セックスって面倒だな…」「正直どっちでもいいかな…」なんて思い始めているような下がり調子の段階で改善要求なんてしてはいけませんよ。
必ずセックスしたいモードになってから要求しましょう。
そういうわけで、セックステクニックを改善するのは付き合い始めの、セックスしたい気持ちが強い段階が一番最善です。
未婚の方たちはそこを心得て、できるだけ早い段階で彼にテクニックの勉強をさせるように仕込みましょう(笑)
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