ちょっと前だと、できちゃった結婚(通称、デキ婚)は違和感がありましたね。
でも、今ではごく普通のことのようになってきました。
実際、芸能人でもデキ婚は多いですし、
友人・知人なんかでも、新婦が妊娠しているカップルが多くなってきました。
厚生労働省の「07年人口動態統計」によると、
婚姻関係にある男女から生まれた第1子は約50万人で、
このうちデキ婚が約13万人、割合にすると26.8%になるようです。
簡単に言うと、4組に1組がデキ婚というのが現状のようです。
これに関しては、最近もニュース記事が出ていましたね。
中には3~4割ができちゃった結婚だと主張する記事も見受けられます。
3~4割が本当ならすさまじい割合ですね。
一方、同じく厚生労働省の「02年人口動態統計」から年代別に見ると、
10代後半 81.7%
20代前半 58.3%
20代後半 19.6%
30代前半 10.9%
それ以上 10.3%
こんな結果になります。
10代~20代前半のデキ婚率はすさまじいですね(苦笑)
さて、ここでもう少し詳しく見てみましょう。
本来、デキ婚率を出す式は、
「できちゃった婚のカップル数」÷「全ての結婚したカップル数」です。
でも上の数字を出した式は「全ての婚姻したカップル数」ではなく
「1人目を出産したカップル数」を使っているようです。
出産していないカップルは含まれていないんですね。
これだと実際よりやや大きな数字が出ることになります。
つまり、26.8%は大げさだということですね。
(まぁ何事も大げさなほうがニュースとしては面白いわけですが)
せっかくなので、ここでより正しい数字を出してみましょう。
平成16年度の数字を使いますね。
(すぐに手に入るのがそれだけだったので。^^;)
「全ての結婚したカップル数」は72万429組でした。約72万ですね。
一方「できちゃった婚のカップル数」は13万9千組でした。
ここから割合を出すと、約19%という数字が出ます。
つまり5組に1組がデキ婚ということですね。
実感としても納得のいく数字ではないでしょうか。
ちなみに平成12年度で計算するとほぼ同じ18~19%になります。
昭和の頃と比べれば激増していますが、
最近についてはマスコミが言うほど増えてないようです。
このあたりも、よくある情報操作のようなものを感じますね(苦笑)
とはいえ、若い世代でできちゃった結婚が多いのは間違いありません。
デキ婚を一般的なものとすることで、若い世代が結婚式などを行いやすくし、
そうした世代にもっと結婚式場や関連サービスを利用してもらおう…
なんていう思惑があるのかもしれませんね(笑)
デキ婚で人目を気にして、式をあげずにいたカップルもいるでしょうから。
どちらにしても、望まぬ妊娠にはお気をつけください。
ところで、これらを調べるついでに、
今まで気になっていた離婚率がどれくらいかも計算してみました。
一般的な婚姻率・離婚率は、ある1年間のうちに婚姻・離婚する
カップルの割合を千分率を使って表したものです。
でも、この数字は全人口のうち離婚したカップルがどれだけかという割合であり、
結婚していない人たちまで大量に含まれているので、あまり意味がありません。
なので、より実態に即した数字を出してみたいと思います。
同じく平成16年の人口動態統計ですが、
結婚件数が72万件、離婚件数が約27万件、
これを単純に割ると、37.5%という驚異の数字が出ます。
ただ、ここ数年は離婚数が減ってきており、
平成20年度で25万件程度と落ち着いています。
一方の婚姻数はここ数年安定しており、73万件程度とほぼ同数です。
ここから計算すると約35%ですね。
それでも3組に1組と、かなり高い数字ですが。^^;
本当なら、特定のカップルが結婚して死ぬまでに離婚するかしないかを
長期間に渡って追跡調査した数字を用いるべきなのですが、
残念ながらそういったデータは見当たりませんでした。
でも、3組に1組という数字。
自分の周りを見回しても、個人的にはわりと妥当な数字と思います。
実際はどうなんでしょうね?
要点をまとめると、
・デキ婚は巷で騒ぐほど増え続けてはいない。(といっても、十分多いですが…)
・80%以上は大げさだとしても、やはり若い世代はすごいことになっていそうだ。
・離婚率は35%くらいになりそうだ。
こんなところでしょうか。
まぁ分かりきった結論ではありますが(笑)
安易なセックスで妊娠してしまい、そのまま勢いでデキ婚をし、
じっくり相手を選ばなかったことを後悔して結局は離婚してしまう…
そんなケースも増えていると思います。
結婚生活は「できちゃったから仕方ないか」というような気持ちで
うまくいくほど甘いものではないですからね。
若い男女のみなさんはくれぐれもお気をつけください。
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厚生労働省の「07年人口動態統計」によると、
婚姻関係にある男女から生まれた第1子は約50万人で、
このうちデキ婚が約13万人、割合にすると26.8%になるようです。
簡単に言うと、4組に1組がデキ婚というのが現状のようです。
これに関しては、最近もニュース記事が出ていましたね。
中には3~4割ができちゃった結婚だと主張する記事も見受けられます。
3~4割が本当ならすさまじい割合ですね。
一方、同じく厚生労働省の「02年人口動態統計」から年代別に見ると、
10代後半 81.7%
20代前半 58.3%
20代後半 19.6%
30代前半 10.9%
それ以上 10.3%
こんな結果になります。
10代~20代前半のデキ婚率はすさまじいですね(苦笑)
さて、ここでもう少し詳しく見てみましょう。
本来、デキ婚率を出す式は、
「できちゃった婚のカップル数」÷「全ての結婚したカップル数」です。
でも上の数字を出した式は「全ての婚姻したカップル数」ではなく
「1人目を出産したカップル数」を使っているようです。
出産していないカップルは含まれていないんですね。
これだと実際よりやや大きな数字が出ることになります。
つまり、26.8%は大げさだということですね。
(まぁ何事も大げさなほうがニュースとしては面白いわけですが)
せっかくなので、ここでより正しい数字を出してみましょう。
平成16年度の数字を使いますね。
(すぐに手に入るのがそれだけだったので。^^;)
「全ての結婚したカップル数」は72万429組でした。約72万ですね。
一方「できちゃった婚のカップル数」は13万9千組でした。
ここから割合を出すと、約19%という数字が出ます。
つまり5組に1組がデキ婚ということですね。
実感としても納得のいく数字ではないでしょうか。
ちなみに平成12年度で計算するとほぼ同じ18~19%になります。
昭和の頃と比べれば激増していますが、
最近についてはマスコミが言うほど増えてないようです。
このあたりも、よくある情報操作のようなものを感じますね(苦笑)
とはいえ、若い世代でできちゃった結婚が多いのは間違いありません。
デキ婚を一般的なものとすることで、若い世代が結婚式などを行いやすくし、
そうした世代にもっと結婚式場や関連サービスを利用してもらおう…
なんていう思惑があるのかもしれませんね(笑)
デキ婚で人目を気にして、式をあげずにいたカップルもいるでしょうから。
どちらにしても、望まぬ妊娠にはお気をつけください。
ところで、これらを調べるついでに、
今まで気になっていた離婚率がどれくらいかも計算してみました。
一般的な婚姻率・離婚率は、ある1年間のうちに婚姻・離婚する
カップルの割合を千分率を使って表したものです。
でも、この数字は全人口のうち離婚したカップルがどれだけかという割合であり、
結婚していない人たちまで大量に含まれているので、あまり意味がありません。
なので、より実態に即した数字を出してみたいと思います。
同じく平成16年の人口動態統計ですが、
結婚件数が72万件、離婚件数が約27万件、
これを単純に割ると、37.5%という驚異の数字が出ます。
ただ、ここ数年は離婚数が減ってきており、
平成20年度で25万件程度と落ち着いています。
一方の婚姻数はここ数年安定しており、73万件程度とほぼ同数です。
ここから計算すると約35%ですね。
それでも3組に1組と、かなり高い数字ですが。^^;
本当なら、特定のカップルが結婚して死ぬまでに離婚するかしないかを
長期間に渡って追跡調査した数字を用いるべきなのですが、
残念ながらそういったデータは見当たりませんでした。
でも、3組に1組という数字。
自分の周りを見回しても、個人的にはわりと妥当な数字と思います。
実際はどうなんでしょうね?
要点をまとめると、
・デキ婚は巷で騒ぐほど増え続けてはいない。(といっても、十分多いですが…)
・80%以上は大げさだとしても、やはり若い世代はすごいことになっていそうだ。
・離婚率は35%くらいになりそうだ。
こんなところでしょうか。
まぁ分かりきった結論ではありますが(笑)
安易なセックスで妊娠してしまい、そのまま勢いでデキ婚をし、
じっくり相手を選ばなかったことを後悔して結局は離婚してしまう…
そんなケースも増えていると思います。
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※現在休止中です。
斉藤さん、お久しぶりです。
関心のあるテーマなのでコメントさせてもらいます。
できちゃった・・の問題点は、
>>じっくり相手を選ばなかったことを後悔して結局は離婚してしまう…
以外にも、
生まれてくる子どもの胎内での発育にもありますよね。
胎内では、妊娠してわずか18日で胎児の脳の原基ができ、
妊娠22日ではその発達がかなり進みます。
妊娠18日~22日と言えば、その女性本人にとっては
「生理予定日すぎてるのに、生理が遅れてる・・・」
と心配し出している時期です。
未婚で結婚予定もない女性であれば、ストレスや不安でオロオロしてしまったりする時期ですよね。
胎児の脳という大事な部分がお腹の中で作られている時に、
母体にそのようなストレスがあると、胎児の発達に悪影響があると言われています。
また、ストレスだけでなく、その脳が作られている時期に、妊娠に無自覚で、アルコールやニコチンの摂取を継続してしまっていると、
胎児がそれらの化学物質に曝され、胎児の脳に障害ができる可能性が高くなります。
(発達心理学の領域の研究で実証されていることを掻い摘んで簡単に書きました。)
なので、離婚という夫婦世代だけの問題でなく、生まれてくる子ども=次の世代のことも含めて、
これはよく考えるべき問題だと思います。
(異論や反論あるかもしれませんが、これは心理学の予防医学的観点からの一意見です。)
長文失礼しました!