挿入中に乾いてしまう

ちゃんと前戯をしてから挿入するのですが、
している最中に乾いてしまい、痛がられます。

時間をかけて濡らしてみましたが、やはり乾きます。

どうしたら濡れたままを維持できるでしょうか？

（２０代男性）




初めから一切濡れない女性だと、単に濡れにくい体質の可能性があります。
でも１度濡れるけど乾く場合は、完全に男性側のテクニックの問題です。

１．挿入前の前戯が足りなくて、十分に濡れていない。
２．挿入中が気持ちよくないので濡れない。すぐに乾く。

このどちらかの原因がほとんどです。

１についてですが、普通に入口近くが濡れただけで挿入してもダメです。
男性は濡れ始めたら十分だと考える人が多いのですが、
入口周辺だけならわりと簡単に濡れてしまうものなんですね。
上手にキスするだけで下着にシミが…なんてこともあるものですから、
軽く濡れただけで満足はしないでください。
奥までしっかり濡らそうと思ったら、当然それなりの愛撫・前戯が
必要となりますから、手を抜かずにしっかりしてあげましょう。
奥まで十分に濡れていれば、２～３分やそこらで乾くことはなくなります。

「前戯は完璧です」という場合は２になります。
（というか、完璧な前戯なんて聞いたことはないですが。笑）

いくら前戯がよくても、挿入自体が気持ちよくないと次第に乾いてきます。
愛液が止まった状態で摩擦を続ければ、いつか乾くのは当たり前ですよね。
特にピストンがまずくて「痛い」場合は、一気に乾きます。
「乾くから痛い」ではなく「痛いから乾く」というのもあるんですね。

この場合は「どうしたら濡れたままを維持できるか」を考えるのではなく、
「どうしたら痛くなく気持ちよくしてあげられるか」を考えましょう。

このときに最低限気をつけたいのが「ピストンを大きくしない」ことです。
ピストンを大きくすると当然ペニスが空気にふれる面積が大きくなり、
また膣内に空気も入りやすくなるため、乾きやすくなります。
入れた状態であまり出さないように動かすようにしましょう。

また、相手の反応次第ではまったく動かさないのも１つの方法です。
動かさないで、膣以外のところで感じさせてあげるわけですね。
挿入したまま愛撫をしたり、つい濡れてしまうような言葉がけをします。
そうすることで再び愛液が出始め、痛みが緩和されることになります。
はじめのうちは挿入で感じさせようとしないで、
別のことで感じさせてもいいんですね。


とはいえ、実際のケースだと前戯が不足している場合がほとんどです。
男性は「これだけすれば十分だろう」と思っていても、
女性からしたら「えっ、もう終わり？」と感じていたりするものです。
セックスにおける男性と女性の時間感覚はまったく違うんですね。
男性から見て「時間かけすぎでくどいかな…」と心配するくらいで
女性にとってはちょうどいいことがほとんどです。

よく「焦らしのテクニック」なんていいますが、実際に焦らすことが
できるのは、挿入にこだわらなくなったかなり年配の男性くらいです。
若い男性は挿入に気がいってしまうので、焦らしているつもりでも全然
できていないことがほとんどです。

セックス中の「時間感覚の男女差」を測りながら進めていくと
上達も早くなりますよ。＾＾



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