今日の言葉 「フェラチオ」

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今日の言葉 「フェラチオ」 

前回がオーラルセックスでしたので、今回はそのうちの1つ「フェラチオ」です。

フェラのテクニックについては順番に記事にしていっていますから、そちらを参照してください。
ここではもっと基本的なことについて書きます。




フェラチオは女性が口を使って男性の陰茎を愛撫することです。
オーラルセックスの一種です。
(これに対して、男性が口を使って女性の性器を愛撫することをクンニといいますが、こちらは次回に記事にします)

フェラと略したり、尺八、雁が音、F、吸茎などという呼び方もあります。
「フェラーリ」というくだらない呼び名もありますね(笑)
コンドームをつけないものを生フェラ、
つけるものをゴムフェラと言ったりもします。


ご存知のとおり、フェラチオは風俗業界で一般的なサービスです。
ひと昔前だと一般女性はわりと嫌がる傾向があったのですが、AVや風俗の影響もあってか、若い世代ほど一般の女性でも普通にするようになりました。

2004年の阜大学医学部附属病院成育医療・女性科の調査はご存知でしょうか。
母体数が122名と少ないのですが、フェラチオをセックスの際に「必ず行う」「50%以上の割合で行う」と答えた女性は、30代だと57%、20代だと81%、10代だと87%という結果が出ています。
数値の正確性はともかく、傾向として若い世代ほど抵抗がないのは明らかですよね。(しかも、ものすごい割合です)
ちなみに、これは風俗経験者を除いた一般女性を対象にした調査結果です。
風俗経験者が増えている現状を考えると、実際はもう少し多いのかもしれません。
実際、セックス経験数=フェラの経験数という女性も多いのではないでしょうか。

このことは、性病の蔓延に貢献しています(苦笑)

ゴム製のコンドームはニオイがよくないので、フェラは生でする人が多いです。
風俗でも本番はゴムをつけますが(つけないところもありますが…)、フェラは生が当たり前ですよね。
そして、なぜか「フェラなら性病が移らない」と思っている人が多いです。

もちろんそんなことはありません。
フェラでもばっちり性病は感染します。

たまに血迷って「射精後すぐにおしっこをして、洗剤でよく洗えば感染しない」という噂(都市伝説?)を信じている人がいますが、そんなわけがありません(笑)
そんなことをする以前に感染は確定していますからね。無駄な足掻きです。
風俗に行く時点で、性病感染は覚悟してください。


フェラチオによる性病で最近話題になっているのが、HPVによる咽頭ガン発症の可能性ですね。
オーラルセックスをしたことがない女性と、5人以上の男性にフェラをしたことがある女性を比べると、咽頭ガン発症のリスクは2.5倍もあると言われています。
数値の正確さはともかく、フェラが咽頭ガンのリスクを高めるというのは、もはや常識的な見方となってきているんですね。

でも、5人くらいならかなりの女性が経験あると思います。
(まぁ、風俗経験者だとものすごい数になりますがが…)

これは前にブログで記事にしたように、フェラチオの行為自体よりも、相手がHPVに感染しているかどうかが問題です。
が、フェラによって感染確率が高まるのは間違いありません。
だって、そうでもしない限り咽頭に菌が届き様子がないですからね(笑)


要するに「誰とするか」がとても大事になってくるということですね。

風俗に通っている男性とするのは、言ってみれば自殺行為のようなものです。
もちろん、風俗経験のある女性とするのもかなり危険です。
お互い風俗好き同士なら、ある意味よいのかもしれませんが(笑)
そうでない限り、怪しい人との生のオーラルセックスはやめておいたほうがよいでしょう。

もちろん、ムダに経験の多い男性(女性)もよいとは言えません。
処女や童貞を蔑む風潮がありますが、こういう点から言ったら、むしろ処女や童貞のほうが安全性が高くて貴重だと思います。
経験は多い方がいいなんていう価値観は、ある面から見たら妄想に過ぎません。

コンドームというと避妊のためという認識が強いですが、性病予防にもかなりの効果を発揮してくれるんですね。
でも、快感を求めてつけたがらない男性が非常に多いですから、そこは女性がしっかりとブレーキをかけてあげないといけません。
「彼が望むから…」「ダメなんて言えない…」なんてことを言っていたら、知らないうちにどんどん感染していきますよ。
そして、気づいたら性病の巣窟状態で出産を迎えるわけですね。
実際、出産前検診で性病が判明する女性が意外と多いのも現実です。

あなたがあなたの責任において病気にかかろうが寿命が縮もうが自由ですが、かわいそうなのは将来生まれる子供や、あなたと結婚するであろう相手です。
もしそうした本当の意味で最愛の人(家族)となる人たちのことを思うなら、無知からくる若いうちの無謀な行為はくれぐれも注意してください。
特に、安易なコンドーム無しのフェラやセックスは慎みたいものですね。

繰り返します。

被害に遭うのはあなただけではありません。
あなたの未来のパートナーと、子供たちです。

一時の感情に流されることなく、将来を見据えた行動を心がけてほしいです。

もちろん、そういう点も含めて相手を選ぶのが「男性(女性)を見る目」ということになります。
恋愛やセックスはいいことばかりではありません。
十分に注意してくださいね。



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※現在休止中です。
今日の記事、夫に読ませました-_-
いかに風俗がリスクの高い遊びであるかということを思い知ってもらいました。
私もそのリスクを知らない間に負わされていたということです。

この記事をアップしてもらえて私は心底感謝しています。
ありがとうございました。

無知なまま遊んでいる男女にも是非知ってもらいたい知識だと思います。
[ 2009/09/16 ] かな[ 編集 ]
>私もそのリスクを知らない間に負わされていたということです。

そうですね。
「知らない間に」というのが怖いところです。^^;


>無知なまま遊んでいる男女にも是非知ってもらいたい知識だと思います。

本当にそうですね。
そういう方ほどマジメな内容の本やサイトは読まないというのが悲しい現実ですが(苦笑)
[ 2009/09/17 ] 斉藤享哉[ 編集 ]

コンドームつけてのフェラがあるとは知りませんでした(・_*)


生でするより振動(?)が伝わりにくい分口痛くなりそうなんですが…

また、男性はそれでも同じくらい気持ちくなりますか?
[ 2009/09/17 ] ヨシコ[ 編集 ]
>また、男性はそれでも同じくらい気持ちくなりますか?

いえ、もちろん気持ちよくないですよ(笑)

ここで言いたいのは「性病を移されないような相手とするべきだ」「風俗でするなら、性病対策を怠るな」ということですね。
安全なパートナーとまでコンドームをつけてしなさいと言うつもりはありませんので(笑)
もちろんパートナーが相手とはいえ、安全性の裏がとれる(?)までは気をつけるべきです。愛があるかどうかと、性病にかかっているかどうかはまったく別の問題ですからね。

なので、かなり親しくなるまではフェラなんてしなくていいと思いますよ。最近の女性は安易にフェラしすぎだと思いますから、お互いの親密度がかなり深くなるまではとっておくのが正解だと、個人的には思います。^^

[ 2009/09/17 ] 斉藤享哉[ 編集 ]
ラテン語「フェラチオ」と言う言葉を世間に広めたのは、チャーリーチャップリンの2番目の妻リタ・グレイ裁判だと言われています。

「彼はフェラチオという人間性に反する劣悪且つ異常な倒錯行為を彼女に強要した。彼女がこれを拒絶すると。彼は『結婚したら誰でもやることなのだよ』と彼女を説得した。」

「フェラチオ」の意味を知るために多くのアメリカ人が生まれて初めてラテン語の辞書を手にしたと言われています。

1920年代当時は、ピューリタン思想の影響もありフェラチオは、まだ人間性に反する劣悪且つ異常な倒錯行為と多くの人が思っていた。1960年代ぐらいからフェラチオに対する考えが変わっている。また、1970年代の映画「デイープ スロート」などの影響で多くのアメリカ人がフェラチオを行うようになったと思う。知人のアメリカ人も大学生の時、大学の寮で試写会を行ったそうです。

日本でもオーラルセックスが普及したのは、ビデオの影響が大だと言われています。
[ 2009/09/26 ] 性坊[ 編集 ]
こんばんは斎藤さん。
今日初めて拝見させていただきましたが、今までに見たどんなページよりも真面目にきちんと書かれていてとても好印象を受けました。
しっかり読んで知識を身につけたいと思います。

そこで斎藤さんに質問です。
私と彼氏は初めて同士のカップルなんですが、この間初めてオーラルセックスをしました。
オーラルセックスで性病が移る、なんて認識はほとんど無いままの行為だったので、この記事を読んでとても驚きました。
一応、お互いに経験は無いので性病感染のリスクは低いかと思うのですが、これから先、安全のためにはやはりゴムをした方がいいんですかね?
事情により来年の3月までは挿入はしない予定で、オーラルセックスが主になると思われます。
なので少し不安で・・・
突然ですみませんが、よろしくお願いします。
[ 2009/10/13 ] ななこ[ 編集 ]
>今までに見たどんなページよりも真面目にきちんと書かれていてとても好印象を受けました。

嬉しいお言葉をありがとうございます。^^
今後も有効活用してくださいね。

オーラルセックスによる性病感染のリスクですが、お互い初めての相手ということであればよっぽど心配はいらないと思いますよ。
もちろんどちらかが過去に別の異性とオーラルセックスの経験があったり、彼が風俗に行っていたりするとダメですので、その点をしっかり確認がとれていて、純粋にお互いが初めてあれば大丈夫でしょう。

安全なのに過剰に気にすると今度は行為自体を楽しめなくなってしまう一方で、不安なのに我慢して危険な状態でしていても楽しめません。男性側だけに我慢を押し付けるのも、女性側だけが我慢するのもよいことではありませんから、2人で話し合って決められるとよいと思います。

なお、完全にオーラルのみということであれば、味や香りつきのコンドームを試すのもよいと思いますよ(笑)
[ 2009/10/14 ] 斉藤享哉[ 編集 ]
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