早漏の定義(詳細)

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早漏の定義(詳細) 

以前にお送りした早漏の定義ですが、もう少し詳しいことを紹介しておきます。
(専門的に説明してもあまり役には立たないと思うので、メルマガで扱うのはやめました)


早漏についてマジメ(?)に調べた調査結果があります。



1500人ほどの男性に協力してもらい、彼らに自分のパートナーとセックスをしてもらったらしいです。
そしてその横でストップウォッチを使って射精するまでの時間を計ったとか…。
想像するだけでマヌケな映像が浮かぶ実験ですね(笑)

その研究者のコメントが「あくまで、今まであいまいだった早漏の基準タイムを医学的に定義する目的で行った調査である」らしいです。
まるで「他の目的でしていた」と疑うのはやめてくれと言わんばかりのコメントです(笑)
カップルが盛り上がる横でストップウォッチを押す役の人は、いろんな意味で大変だったでしょうね…。

さて、この実験では80%以上の男性が7.3分程度なのに対し、20%未満の男性(約200人)が1.8分という結果が出ました。
ここから、現在の早漏基準タイムは2分と考えられるという結果が出たわけです。
(ちなみに、この記事は2005年にアメリカで配信された、HealthDay Newsが元ネタです。毎日新聞のようなこともあるので100%正確とは言えませんが…日経新聞のサイト上にも同様の情報があり、よほど大丈夫だろうと思って引用しました)


一方、2003年にパリで行われた性機能障害に関する国際コンサルテーション会議(こんなのが本当にあるんですね)でも、“2分”という数字が定義されています。
これがおおよそ世界の標準と言ってもよさそうです。

とりあえず7分よりもはるかに短いようだと早漏だということですね。

とはいえ日本人男性は皮膚の厚さなど身体的な原因で、世界平均と比べてやや早漏気味だと言われていますので、7分持てば長いほうという気がしなくもないです。
日本で同じ調査をしたら5~6分くらいになるかもしれませんね。


ついでに、小学館「sabra」誌が日本人女性1000人(平均年齢24.7歳)を対象に行ったアンケートでは、女性が希望する膣内での射精までの時間は平均で15.7分です。
これを読んで、アメリカの男性でも平均7.3分なのに、日本人女性は15分以上を求めているなんて笑ってしまいました。

はっきり言って、この調査は役に立ちませんね。
そもそも年代が若すぎます。
中でイッたことのない女性が大半の年代で調査して、満足する時間を聞いてもまともな答えが返ってくるはずがありません。
そもそもアンケート形式ですから、愛撫の時間と挿入時間をごっちゃにしている女性もいるでしょう。
おそらく女性は「このくらいだったらイケるかな…?」という希望を含んだ数字を適当に答えたことでしょう。

統計学や学術的な見方を持ち出すまでもなく、上の調査などと違って客観性がまったくありません。
この情報を上の他の情報と同列に並べているサイトが多くありましたが、こういうのが間違った情報を広げるもとだと思います。


これと反するように「理想的な性行為は7分から13分だが、3分でも十分だ」とするアメリカの別の研究結果があります。
最も理想的な性交時間は13分で、3分から7分の挿入時間でも十分だが、3分以下になると短かすぎ、13分以上は長すぎると見なされているようです。
そして、アメリカ人の回答者は15分から20分の挿入を期待しつつも、実際にはその半分の時間で終わっているという結果が出たようです。

この調査から分かるのは「事前アンケートでは15分から20分を期待している」が、「実際のセックスではそんなに長くなくても満足している」ということです。
「長ければ長いほどよい」というのは男性の幻想で、実際は長すぎると嫌がられることも多いんですね。
(もちろん、あまりに短いと不満を感じさせてしまいますが)
何にしても、こちらの調査結果は出所もはっきりしないデータですので、日本のアンケート結果ほどではないですがそこまで参考にはなりません。

また、オーストラリアの医師が無作為に行った調査では、ほとんどの豪人男性は性交時間を飛躍的に延ばしたいと考えているが、女性は3分から7分の性行為で満足しているという結果が出たそうです。
男性は「とにかく長いほうがいい」と考えがちですが、実際はそんなことないわけですね。
まぁ私も長すぎて嫌がられた経験があるので、実感としてその通りだと思います。
ただし「本当に3~7分でいいのか?」については、まだ議論の余地はありますね。
(今回は一般的な見方の報告ということで、そのあたりの個人的な意見はまた改めて書きます)


とりあえず以上から言えるのは、セックスに関する正しいデータは専門家の間でもほとんどないということですね(笑)
久しぶりにいろいろ調べましたが、結局実践で役に立つほどの知識はほとんどありませんでした。
学問というのは事実の後からついてくることがほとんどですから、机上の知識ではなく実践の知識が大事だということですね。


明日はついでに見つけた早漏治療薬について書きます。



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