男性不妊症

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男性不妊症 

不妊で悩むカップルは多く、10組に1組は不妊と言われています。

以前は、不妊の原因は女性にあるという見方がされていましたが、
今は半数近くのケースで、男性側にも不妊の原因があると言われています。

これが男性不妊症ですね。


「不妊は女性の病気」という認識は間違いで、
「不妊はカップルの病気」ととらえるべきなんですね。

不妊治療の際にも、男女で一緒に受診することが大切です。


男性不妊症という言葉は、まさにそれを示しています。

「精子欠乏症(乏精子症)」という、精子の数が少ないもの。
「精子無力症」という、精子の運動能力が低いもの。
「奇形精子症」という、奇形の精子が多く、正常な精子が少ないもの。
「無精子症」という、精子が全く見られないもの。

他にも逆行性射精や無精液症など様々ありますし、
遅漏や勃起不全などの性機能障害を含めることもできます。

要するに、何らかの原因で精子が卵子まで届かない状態ですね。


男性不妊症の治療には、手術、投薬、カウンセリングなどがありますが、
今は人工授精、体外受精、顕微受精などもあるため、
きちんと対処すれば改善の見込みは高いですから安心してください。

ちなみに、不妊検査の1つに精液検査というのがあります。

精液量などを測定して、基準値を満たすかどうかを調べるものですね。
数値は病院によっても異なりますが、以下はWHOの定めた正常参考値です。

・精液が2ml以上
・精子が精液1mlあたり2000万個以上
・精子の運動率が前進運動精子50%以上または高速直進運動精子25%以上
・正常形態精子が30%以上
・生存率が50%以上

このうち、どれかが下回ると不妊のおそれがあると言われています。
(他に白血球数やpHなどの基準もあり)

これについて、20~26歳の日本人男性34人の数値を調べた調査では、
全ての検査値が基準値を上回っていたのはたった1人という結果でした(笑)

これでは精液検査の基準として役に立たないということもあってか、
実は、WHO世界基準とは別の日本人用の基準もあります。

具体的な数値は病院などによって異なるため分かりませんが、
以下は公開していた医院の数値を引用したものです。

・精液量が1.5ml以上
・精子が精液1mlあたり1500万個以上
・精子の運動率が前進運動精子32%以上
・正常形態精子が4%以上
・生存率が58%以上

数字を比べてみると、全体的にかなり低めなのが分かると思います。
どうやらセックスの強さだけでなく、生殖能力で見ても、
現在の日本人平均は世界的に見てやや劣る結果になるようです。^^;

そのぶんだけ不妊症の悩みは増すことになるかもしれません。
そうでなくとも、現代は環境ホルモンによってますます不妊が増えているなどとも言われます。
ぜひ男性も気をつけるようにしてくださいね。


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※現在休止中です。
日本人は生殖能力に於いても下の方なんですか…知りませんでした。(^_^;)
そのうえ、sex回数も下の方だし…可燃ゴミ出し日の回数よりも少ないなんて寂しすぎます(苦笑)

シタいのにHがデキなかったり、Hしても妊娠できなかったりだと、なんだか悪循環ですね。
これじゃ少子化も当たり前か…なんて妙に納得します。

精子にも奇形があるんですね。それも知りませんでした。

精液の色が濃かったら濃度も濃いとか、色が薄いから精子が少ないとかいうのは俗説なんでしょうか?(笑)
[ 2012/02/19 ] アキ[ 編集 ]
可燃ゴミ出し日の回数ですか(笑)

性情報や風俗は増すばかりなのに、カップル間のセックスはうまくいかないことが増えているのは、本当に大きな問題ですよね。


>精液の色が濃かったら濃度も濃いとか、色が薄いから精子が少ないとかいうのは俗説なんでしょうか?(笑)

俗説ですね。

そもそも精子は精液中の約1%なので、精子の多い少ないくらいで精液の見た目はほとんどかわりません。

前立腺液は白(粘り気とニオイも)、精嚢腺液がうすい黄色のもとで、見た目や触った感じの濃さはこれらの成分が多いか少ないかの問題です。もちろん、その日の体調などによって変わるのはよくあることです。

なので、見た目で他の成分が濃い・薄いを判断するのはよくても、精子が濃い・薄いを判断するのはあまり意味がないんですね。

[ 2012/02/23 ] 斉藤享哉[ 編集 ]
そもそも34人のサンプルだけで日本男児の生殖能力が低いと論じるのはナンセンスだと思います。

精子の質やSEXの強さって個人差が非常に大きいものだと思います。

年齢よりも、食生活、精神状態、体調、ライフスタイル、価値観他で大きく違います。

人口が1億3千万近くいますから、正確な統計を取るのは難しいでしょう。

ただひとつだけ言える事は、健康に気を遣う事だと思います。子供を作るのも豊かな性生活を送る事も健康な体があって出来ると思いますから。
[ 2012/02/25 ] KEN[ 編集 ]
>そもそも34人のサンプルだけで日本男児の生殖能力が低いと論じるのはナンセンスだと思います。

私もそう思います(笑)

個人差の重要性についても、ご指摘をいただくまでもなく、いつも強調しているとおりですね。

ただ、個人差を厳密に言い出すと、こういった全体的な傾向の話ができないんです。^^;

今回の34人の調査は、母数としてはあまりに頼りないものの、情報としてはそれなりに信頼性が感じられるものだったので引用しました。

そして、それ以外の独自基準の話や、その他のデータも総合的に判断して、傾向としては言ってもいいのではないかなと思って書いています。

他のデータとは、例えば数年前の“日欧で精子の数を調査したところ、フィンランドが1.47倍、フランスで1.1倍などの結果が出た”という報告や、テレビで報道された“北欧諸国で精子数が減少し、社会問題化している”など、信頼性の低いものまで含めれば様々ですね。

こうしたことは日本だけでなく、北欧を中心とした先進国共通の問題とも言えそうです。


>年齢よりも、食生活、精神状態、体調、ライフスタイル、価値観他で大きく違います。

精子数に価値観が関係するかはよく分かりませんが、健康や食生活などのライフスタイルが影響するのは私もあると思います。^^

ただ、健康に気を使っていれば防げる問題かというとそうとも言い切れず、男性不妊症の方が必ずしも不摂生な生活をしているわけでもありません。

原因がはっきりしていない面もあって、電磁波やおたふくかぜなど、対処が難しいものも多いです。中には、風通しをよくするといいからブリーフよりもトランクスを着用しよう、さらにはふんどしを着用しようという人もいるくらいで、それが健康に気をつけることになるのかというとかなり疑問ですよね(笑)

そういった事情もあってまとめ方が難しく、記事のような終わり方にしました。でも、結局何を気をつけたらいいのか書いてないというツッコミがしたい放題です(笑)

いろいろあるとは思いますが、何とか大目に見てやってくださいねm(_ _)m
[ 2012/02/25 ] 斉藤享哉[ 編集 ]
コメントありがとうございます。

斎藤さんのおっしゃりたい事はよく分かりました。

大昔に比べたら、生殖能力は落ちてるかもしれませんね。

現代は便利な世の中で、昔に比べたら衣食住が苦もなく手に入りますから、子孫を残さなくちゃっていう危機的本能がなくなってきてると思いますね。

こういうデータに関しては、信用性は低いと思いますが、とりあえず、自分に出来る事は食べる物を気遣ったり、パートナーを見つけて、愛のある生活を送ることかなって思います。

機会があれば、精子の質を調べてみたいです。ちなみに自分の精子はドロッとしてヨーグルトみたいに濃いです。濃いのによく飛びます。しかもほのかに甘い。これが精子の質とどう関係してくるか興味あります。
[ 2012/02/26 ] KEN[ 編集 ]
>現代は便利な世の中で、昔に比べたら衣食住が苦もなく手に入りますから、子孫を残さなくちゃっていう危機的本能がなくなってきてると思いますね。

歴史は繰り返されるの言葉通り、古代ローマ帝国でも少子化が問題となりましたよね。
豊かさと精子量との関係は不明ですが、少なくとも人間の意識の面では影響が大きいんでしょうね。


>自分に出来る事は食べる物を気遣ったり、パートナーを見つけて、愛のある生活を送ることかなって思います。

少子化対策のためにも、ぜひ頑張ってください。^^

[ 2012/02/26 ] 斉藤享哉[ 編集 ]
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